基板分割機とは?

小型・複雑形状の多数個取り基板をルーター方式で分割する装置です。

破損リスク軽減
graph

プリント基板を低ストレスでカットできるため、積層セラミックコンデンサなどの実装部品の破損リスクを軽減

省人化を実現
person

インラインで自動切断を可能とするカスタマイズにも対応し、省人化を実現

加工不良防止
prevention

自動ビット交換、ビット径確認、ビット抜け・折れ確認等の多彩な機能により加工不良を防止します。

\
用途に応じて選べるラインナップ
/
ルーター式基板分割機
ルーター式基板分割機

小型・複雑形状の多数個取り基板をルーター方式で分割する装置です。三菱電機名古屋製作所内で培った自動化・IT技術を駆使した設備設計・製作により工場の生産性・品質性向上をサポートします。

ターンテーブル基板分割機
ターンテーブル基板分割機

基板加工中に並行段取りができ、高速加工可能なハイコストパフォーマンスの高機能モデルです。

✅まずは動画で確認

動画セクション
基板分割機について
もっと詳しく知ってみよう
\
ルーター基板分割機特長
/
feature1

実装後のプリント基板の複雑な形状の不要部分を、ルータービットによりカットします。

feature2

プリント基板を低ストレスでカットできるため、従来の手折りやプレス方式における応力による実装部品(積層セラミックコンデンサなど)の破損リスクを軽減することができます。

divide_img
feature3

1回切断でバリがでず切断面が綺麗でヤスリ掛けなどの作業が不要です。

divide_img06

※適用には一定の条件がありますのでご相談ください。

feature4

作成した切断プログラムは、サーバーで一元管理し、複数プログラムを切り替えることも可能です。

feature5

上位生産システムと接続し、運転データ収集(稼働時間、分割開始・終了時間、設備異常情報、ルータービットの寿命管理など)に対応します。(e-F@ctory対応)

e-F@ctoryとは、人・機械・ITの協調による、効率的でフレキシブルなものづくりと生産現場とサプライチェーン・エンジニアリングチェーン全体の最適化により、「次世代のものづくり」を実現するコンセプト。
feature6

装置開閉扉の開口幅を広くすることで段取性を向上します。

feature7

集塵機を装置下部に内蔵することで省スペースを実現します。

feature8

X-Y軸の移動速度の高速化(従来比3倍)により生産性を大幅に向上します。

feature9

切断箇所ごとにZ軸方向の位置を設定可能なので、タクト短縮が可能です。

feature10

医療、アミューズメント分野で需要のある曲線のカットも円弧補間機能により対応可能です。

divide_img03
feature11

ルータービット寿命管理により、ルータービット破損前に自動交換いたします。(オプション)

feature12

治具・基板浮き検知により治具・基板のセットミスによる基板破損の未然防止が可能です。(オプション)

divide_img04
feature13

画像ティーチング機能にて基板を直接撮像することで、短時間で切断点の設定ができます。また、テスト運転モードにて切断点のZ軸方向での部品干渉の確認もできます。装置稼働中でも、事前撮像した基板画像により、切断点の設定及び理論タクト算出ができます。(オプション)

画像ティーチング機能
①プリント基板撮像時に画像ティーチングソフトをインストールしたパソコンと装置本体を、LANケーブルとUSB®ケーブルで接続します。

②撮像した基板画像により切断プログラムを作成する場合は、装置本体の接続は不要です。
[オフライン作業が可能]
※画像ティーチングソフトにて作成した切断プログラムを装置本体に転送するときは、パソコンと装置本体を接続します。


③複数の装置がある場合もパソコンは1台で撮像した基板画像から切断プログラムを作成できます。
feature14

対象基板サイズなど、各種カスタマイズに対応します。

まずは、基板分割機について
もっと詳しく知ってみよう
ルータ式基板分割機仕様
型名
MR2535H2
対象基板最大サイズ(縦×横)
250mm×350mm Mサイズ基板対応
※Lサイズ基板はご相談ください
基板取扱
基板材質
ガラスエポキシ(FR-4)、CEM-3等の樹脂基板
板厚
0.4~2.0mm
位置規制方法
治具による位置決め
基本性能
X-Y軸位置決め方
2軸ACサーボ制御

最大切削速度参考値

(スピンドル50,000rpm時)

100mm/s(ルーター径ø3.0mm、板厚t=0.4mm)
(連続使用推奨値:20mm/s以下)
X-Y軸移動速度
最大1,200mm/s
繰り返し位置決め精度
±0.01mm
Z軸仕様
ACサーボ駆動 100mmストローク
切断工具
コレットサイズ
ø3.175mm(1/8inch)
ルーター
ø0.8〜3.0mm取付可/ルータービットを多段で使用し、ランニングコストを低減
スピンドル許容回転速度
60,000rpm(連続使用は50,000rpm以下を推奨)
その他
オプション
画像ティーチング機能、自動ビット交換機能、ビット径確認機能、ビット清掃機能、スピンドル上方集塵、ハンディコードリーダ、治具照合機能、治具・基板浮き検知機能、大型集塵機、機種情報メモリ拡張(max400機種)、専用治具設計・製作、オフラインティーチングソフトウェア、切断プログラム読み出し、e-F@ctory対応機能(機種情報、生産情報のダウンロード含む)
標準仕様
ビット抜け・折れ確認機能、内蔵小型集塵機
装置外形寸法(概略)
790W×1140D×1670H(タッチパネル含む、表示灯を除く)
装置概略質量
約400kg
ターンテーブル基板分割機仕様
型名
MR2535H2T
テーブル
2テーブル(自動ターン方式)
対象基板最大サイズ(縦×横)
250mm×350mm Mサイズ基板対応
基板取扱
基板材質
ガラスエポキシ(FR-4)、CEM-3等の樹脂基板
板厚
0.4~2.0mm
位置規制方法
治具による位置決め
基本性能
X-Y軸位置決め方
2軸ACサーボ制御

最大切削速度参考値

(スピンドル50,000rpm時)

100mm/s(ルーター径ø3.0mm、板厚t=0.4mm)
(連続使用推奨値:20mm/s以下)
X-Y軸移動速度
最大1,200mm/s
繰り返し位置決め精度
±0.01mm
Z軸仕様
ACサーボ駆動 120mmストローク
切断工具
コレットサイズ
ø3.175mm(1/8inch)
ルーター
ø0.8〜3.0mm取付可/ルータービットを多段で使用し、ランニングコストを低減
スピンドル許容回転速度
60,000rpm(連続使用は50,000rpm以下を推奨)
その他
オプション
画像ティーチング機能、自動ビット交換機能、ビット径確認機能、ビット清掃機能、スピンドル上方集塵、ハンディコードリーダ、治具照合機能、治具浮き検知機能、基板浮き検知機能、大型集塵機、機種情報メモリ拡張(max400機種)、専用治具設計・製作、CADオフラインティーチングソフトウェア、切断プログラム読み出し、e-F@ctory対応機能(機種情報、生産情報のダウンロード含む)
標準仕様
ビット抜け・折れ確認機能、内蔵小型集塵機
装置外形寸法(概略)
790W×1290D×1670H(タッチパネル含む、表示灯を除く)
装置概略質量
約490kg
まずは、基板分割機について
もっと詳しく知ってみよう
\
多彩なオプションをご用意
/
多彩なオプションで加工不良を防止し品質の安定化と稼働率・生産性の向上をサポート。
三菱電機e-F@ctory機能を活用で切断プログラムの一元管理も可能です。
内部オプション
内部オプション
スピンドル上方集塵
1. スピンドル上方集塵
上方集塵により切断粉飛散を軽減します。
自動ビット交換機能
2. 自動ビット交換機能
ビットの使用距離を監視し自動交換することにより稼働率を向上します。
ビット径確認機能/ビット抜け・折れ確認機能
3. ビット径確認機能
使用ビット径をセンサーにて確認し加工不良を防止します。
4. ビット抜け・折れ確認機能
分割加工開始時にビットの抜け・折れを検知し無駄加工を防止します。
外部オプション
ハンディコードリーダ
ハンディコードリーダ
登録されているバーコード・2Dコードを読み取る事により、プリント基板の種類の選択ができます。(ポカヨケ)
専用治具設計・製作
専用治具設計・製作
お客様所有の基板に合わせた分割用の専用治具を設計・製作いたします。これにより集塵機能が向上し、切断紛の飛散を軽減できます。

オフラインティーチングソフトウェア MAP-RTC01

  • プリント基板CADデータ(DXFファイルR14)を活用し、基板分割機で切断するプリント基板の切断ポイントをパソコン上で指定することができます。
  • マウス操作により切断ポイントの多いケースでも簡単に設定が可能です。
  • ミシン目部の円弧中心の自動検出やVカット対応など、プリント基板形状にあわせた切断ポイントの設定が容易にできます。
  • 切断ポイントの追加・順序変更・削除も簡単にできるので最短タクト経路の確認が容易です。
  • 切断シミュレーションはXYZ軸の移動速度および加減速度を考慮したタクトタイムが算出できます。
  • 画面上ですべての経路が目視できるので、切断ポイント漏れが確認しやすくなります。
  • パソコンと基板分割機を接続することにより切断ポイントのデータ転送ができます。
    (別途MX Component®およびMX Sheet®[三菱電機製]、USB®ケーブルが必要です)
  • 切断ポイントのデータ転送用のMX Component®およびMX Sheet®をExcel® 32ビット版・64ビット版に合わせて選択ください。
software
対応OS
Windows®7、Windows®10
動作環境
.NET Framework®
出力データ形式
CSV形式(カンマ区切り)
画面・操作系
Windows®標準GUI
メディア
CD-ROM

e-F@ctory対応機能

e-F@ctoryとは、人・機械・ITの協調による、効率的でフレキシブルなものづくりと生産現場とサプライチェーン・エンジニアリングチェーン全体の最適化により、「次世代のものづくり」を実現するコンセプト。

※「e-F@ctory」は三菱電機(株)の登録商標です。

サーバー

※切断プログラム管理サーバ、LANについてはお客様にてご準備ください。

  • 同一プリント基板の切断を複数のラインで実行する際に切断プログラムを一元管理するので設定変更が容易に行えます。
  • 基板分割機と接続し運転データ収集やルータービットの使用距離などの一元管理が可能です。
  • e-F@ctory機能を活用し切断プログラムの管理、送受信が可能です。
まずは、基板分割機について
もっと詳しく知ってみよう

よくあるご質問

切断できる材質は何ですか?
また対応基板の板厚に制限はありますか?
材質はガラスエポキシ(FR-4)、ガラスコンポジット(CEM-3)等を対象としています。
板厚はルータ式基板分割機は0.4~2.0mmです
その他の材質、板厚についてはお気軽にご相談ください。
※サンプル加工も承ります。
切断できる基板サイズを教えてください。
基板サイズは、Mサイズ(縦×横) 250×350mmまで対応可能です。
Lサイズ基板などのその他のサイズも検討しますので、お気軽にご相談ください。
※サンプル加工も承ります。
プリント基板の切断精度はどれくらいですか?
基板受け治具の精度等によりますが、一般的には±0.1mm程度です。(基板の寸法精度は除く)
切断時にプリント基板上の極小チップコンデンサへの歪の影響はありますか?
切断時の歪は150~250με程度です。
チップコンデンサメーカからはルータカット方式による基板分割が推奨されています。
なお、基板仕様、治具にもよりますが手折の場合の歪は一般的に7000με以上となります。
切断の際にゴミ、ホコリ等の基板への影響はどの程度ですか?
専用治具(集中吸引)により基板への切削粉の付着は軽微です。
切断後の基板を一括で取り出すことはできますか?
専用の取り出し治具により、1個1個ではなく一括で取り出すことが出来ます。
治具についても提案いたしますのでお気軽にご相談ください。
オプションの種類と詳細を教えてください。
オプションについて下記を準備しており、ヒューマンエラーを防止し長時間稼働を実現します。
・ビット寿命時や異径時に交換(自動ビット交換)
・機種選択ポカヨケ、治具照合(2次元ハンディーコードリーダ)
・上方からの切削粉の集塵(スピンドル上方集塵)
・ビットのチェック(ビット折れ・抜け・径検知)
・治具のセットミス防止(切断治具浮き検知)
ルータ分割の参考タクトタイムどれくらいですか?
(時間あたりだいたい何枚の基板が加工できるか)
基板を切らずにタクトタイムを算出できますか?
対象基板により異なりますがルータ式基板分割機の場合の事例としては下記です。
・Mサイズ基板6枚取り、切断ポイント30か所、ビットØ1.0(10mm/s)
 ⇒切断のみ約33sec(シャッタ開閉で+5秒)
なお、オフラインティーチングソフトで理論タクトが確認できますのでプリント基板のCADデータをいただければ無料で理論タクトを算出し、ご提供いたします。
設備据え付けにあたって周辺環境の整備は何が必要でしょうか?
スペースは外形寸法程度確保しておけばいいでしょうか?

周辺設備の環境としては下記の準備をお願いします。
・AC200V 30A エアー0.4MP 流量 350nl/min

また、据え付けスペースとしては下記です。
・ターンテーブル式基板分割 (MR2535H2T):幅790 奥行1290 高さ1670(タッチパネル含む、表示灯含まず)
・ルーター式基板分割機 (MR2535H2):幅790 奥行1140 高さ1670(タッチパネル含む、表示灯含まず)

外付け集塵機の場合は、別途スペースが必要です。(集塵機に工場排気設備が必要な場合もございます。)
詳細はお問い合わせください。

本設備での基板分割による不良対策はありますか?

基板分割による不良を発生させないように下記の機能が準備されています。

ビット寿命アラーム(標準) ビット折れ/ビット抜け検知(オプション)

スピンドル回転時間アラーム(標準)

センサーによるワークセット不良検知(オプション)

加工プログラムを作る流れ・インターフェイスや実際の作成時間の目安が分かればありがたいのですが。
オフラインソフトのデモにてご紹介します。
ルータ式は複雑な形状に採用しているが、直線XYのVカットにはスライサーの方が向くと思いますが機種選択はどのように行えばいいですか?
基板のサイズが大きく直線XYでの切断の場合はスライサーの選択となりますが、基板の形状が複雑である場合やサイズが小さい場合はルーター式を推奨します。
(ルータによるVカット切断はタクトやビット寿命で不利であり、ミシン目の切断を推奨)
また、ルーター式はプログラムによる自動切断機能があり、マシンタイム中に基板の組み立て等の他作業ができ生産性向上に寄与します。
設備メンテナンス(定期点検)は必要でしょうか?
また、点検周期や消耗品・交換対象部品はありますか?
主なメンテナンス事項は下記の通りです。(※数値は参考であり使用条件により異なります。)
・スピンドル:運転総合計時間1,000hrにて交換
・ルータビット:👉詳細はこちら
・XY軸ユニット:走行距離5,000km又は3年にてグリスアップ
・集塵機フィルタ:1次フィルタ 約1ヶ月にて交換 / 2次フィルタ 約1年にて交換

どれくらいの頻度で集塵フィルタを交換しなくてはならないですか?

 
切断箇所の数・生産数に大きく影響を受けるため一概には言えませんが、目安として1~3か月程度です。
ランニングコストは掛かりますか?掛かるならいくらくらいですか?
消耗品として下記があります。
・ルータービット
・集塵機1次フィルタ、2次フィルタ
価格は、種類別に設定していますので、別途お問い合わせください。
ルータ装置との干渉で基板側の制約事項はありますか?
“○mm以内は部品配置不可” “部品高さ○mm以内” など。
制約条件がありますので図面等送付いただければ確認いたします。
他社製の基板分割機を導入しておりますが、既存治具も流用できますか?
現在ご使用の治具仕様によって変わりますのでお気軽にご相談ください。
繰り返し位置決め精度を教えてください。
ターンテーブル式基板分割機(MR2535H2T)、ルーター式基板分割機(MR2535H2)は±0.01mmです。
切断ポイント数、機種登録数はどれくらいですか?
ターンテーブル式基板分割機(MR2535H2T)、ルーター式基板分割機(MR2535H2)は、機種登録数:200、1機種の切断ポイント数:100です。オプションで機種登録数:400、または、切断ポイント数:300にすることができます。(機種登録数:400と切断ポイント数:300の併用不可)
NCルータ加工機との違いを教えてください。
NCルータ加工機は生基板を製造する過程で使用される、穴あけ/外形加工を目的としています。
一方、基板分割機は部品実装した基板を製品ケースなどに組み込むことができるよう、不要な部分(搬送のための捨て耳など)との接合部を切断する装置です。
ルータビットの寿命はどれくらいですか?
基板材質(成分や成分比率)により異なります。
お客様のルータ摩耗状況により寿命距離の設定をしてください。
また、基板の厚みに対して1本のルータービットの刃で使用できる範囲が広いので、刃の使用範囲(ビットの高さ)を複数に区切り、使用範囲を変更して使用できます。
切断した距離(設定した寿命距離)毎にビットの使用範囲を変えることで、1本のルータービットで2~4倍使用することができます(ルータービットの径により異なります)。
スピンドルはエアー式ですか?
電動式です。
スピンドルの寿命はどれくらいですか?また保証時間を教えてください。
保証値ではありませんがおよそ1000時間です。
機種登録は簡単にできますか?
ダイレクトティーチング、CADデータを使用したオフラインティーチング、カメラを使用した画像ティーチングの3種を用意しております。
最適なティーチングを方法を使用することで、簡単に機種登録できます。
ルータビットの最小径、最大径を教えてください。
最小径:φ0.8mm、最大径:φ3.0mmです。
保守部品は何がありますか?
スピンドル、コレット、コレットホルダ(特殊スピンドル用)がございます。
詳しくはお問い合わせください。